ホームインスペクション(住宅診断)のタイミング

近頃ちょくちょく耳にするようになった『ホームインスペクション』
日本ではまだ馴染みが薄いですが、欧米では住宅購入時にほぼ当たり前のように行われています。
(詳しい内容については『ホームインスペクションについて』をご覧下さい)
では、どのような時に活用できるのでしょうか。
今回はホームインスペクションを依頼するタイミングについて考えてみました。

ケース1『住宅購入前』

住宅購入後の不具合判明によるトラブルは、何としてでも避けたいですよね。
売主との話し合いや工事の煩わしさの他、「だまされた」「他にも悪い箇所があるのでは」など売主との関係悪化や住宅への不安が増してしまい、せっかくの新居購入がストレスの原因になることも。
そうならない為にも、住宅購入前にホームインスペクションを行い、不具合や仕上りの劣化状態など、事前に建物のコンディションを知っておく事がとても重要になります。

  • 購入前に建物の状態を把握できるので、予めリフォームや修繕の計画が立てやすい。
  • 建物の状態を客観的に判断する材料になる。
  • 補修が必要な個所や経年劣化の程度を事前に確認できるので、購入後の売主とのトラブルや手直し工事のリスクが低減される。

ケース2『住宅の売却前』

中古住宅は新築物件とちがい、築年数や使用状況などにより傷み具合も様々です。
買い手側の心理としては「建物の状態や品質がよくわからない」「劣化がかなり進んでいるのでは」などの不安材料があり、何か不具合を一つ見つけると「他にもまだ悪い部分があるのでは」などと不安を煽る結果となる場合があります。
しかし、建物が年月の経過により劣化する事はむしろ当然であり、確認すべき事は「劣化(不具合)の程度と規模」と言う事になります。
ホームインスペクションで建物状態を把握し、購入希望者に事前に情報提供する事で、買い手側の不安を解消し売却をスムーズに進められるでしょう。
また、近年はリノベーションを前提に家探しをしてる方も多く、そのような方々は経年劣化よりも家の傾きやシロアリ被害、雨漏りや構造的問題がないかなどを把握したいと考えていますので、ホームインスペクションの結果は客観的な判断材料になります。
売りに出す側にとっても事前に修繕する箇所の手当ができますので、マイナスイメージをかなり低減できます。
何よりも売買の交渉過程で建物の状態をお互い認識して進められる事のほか、ホームインスペクションの実施が売却物件の付加価値として大きな利点になります。

  • 売却に不利益な箇所を確認し、事前に補修する事ができる。
  • 引き渡し後の不慮の出費や買主とのトラブル防止につながる。
  • ホームインスペクションの実績がある事が物件の付加価値になり、売却がしやすくなる。

ケース3『家の状態に不安がある』

長年住み暮らしていると、家はどうしても傷みや劣化が生じるものです。
『外壁塗装が傷んできたけど来年の台風シーズンは大丈夫だろうか?』『サッシ上の壁に今までなかったシミがある』など、気にはなるけど補修工事をするべきかどうかの判断は迷うところです。
例えば、壁のシミに気づいてもそのままにして置くと、もし原因が雨漏りだった場合の被害は甚大です。
ちょっとした変化でも、大きな被害につながる可能性があると言う事を認識しましょう。
建物状態の変化に気づいた時は放置せず、早目に適切な処置を施すことで住宅を長持ちさせます。

  • 不安な事象について専門家による判断を受けられる。
  • 補修箇所が把握できるので、リフォームや修繕資金の計画が立てやすい。
  • 家の状態や劣化状況などを知り、維持管理に役立つ。

ケース4『10年以上住宅の検査や診断を受けていない。』

家は、日々風雨に曝され気温の変化や強い日差しにも耐えて、私達の生活を守ってくれています。
その為、年月の経過と共に家の劣化が進行する事は避けられませんが、定期的に検査しメンテナンスする事で家の寿命は格段に延び、住宅としての性能と品質を維持していく事ができます。

「住み始めてから一度も検査や点検はしていない」「アフターサービス期間が過ぎてからは何もしていない」などは要注意!
例えば「外壁塗装」などは、一般的に10年が塗り替えタイミングの一つと言われており、屋根葺き替えは20年~30年が目安でスレート屋根などは7年~10年毎に維持修繕(塗装等)を施す事で良い状態を保つと言われています。(塗装材の種類などにより耐久性は異なります)
マンションなどの共同住宅では、10年周期で大規模修繕の計画を行う建物が非常に多く、維持管理の為に建物の点検は欠かすことができないイベントです。
もし、今の住まいが10年以上何も点検していないのであれば、専門家によるホームインスペクションの検討を始めましょう!

まとめ

ホームインスペクションは主に不動産売買や住宅の維持管理を目的に利用されますが、如何なるケースでも重要なのは『建物の状態をいかに把握するか』と言えます。
そして『第三者による見地』が客観的な情報として有効活用できます。
その為、リフォーム業者や不動産業者などによるホームインスペクションは第三者性が担保されない可能性がありますので注意が必要です。

日本建診株式会社
公式サイト:https://j-kenshin.com

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