内覧会検査

内覧会は住まいを見定めるイベント

内覧会前の準備

新築住宅を購入すると売主（不動産業者など）から内覧会についての案内があります。
ここで押さえておきたいポイントが幾つかご紹介します。

１）内覧会から引き渡し日までの期間は2週間以上に設定
内覧会で指摘した不具合については、通常1週間から10日の補修期間を経て内覧確認会が実施されます。
大型マンションなど住戸数が多い場合は2週間を要する場合もあります。
内覧会から引き渡し迄の期間が短いと十分な補修が行えない可能性がありますので、余裕をもった日程設定をしましょう。

2）開始時間は午前中
実際に部屋へ入ると照明は仮設照明とダウンライトのみの場合が多く、季節や天気にもよりますが夕方近くになるとかなり薄暗くなりますので、傷や汚れが見え難くなります。
また、照明設備がないスペース（クローゼットや押し入れなど）も想定し、検査はできるだけ明るい時間帯を選びましょう。
検査時間（2時間～3時間）を考慮すると午前中スタートがベストです。

3）売主側へ事前に伝える事項
内覧会に際しては、売主に事前確認するチェックポイントがいくつかありますのでご紹介します。

①当日の立合い者
売主か施工会社のどちらが立ち会うか確認しましょう。
仲介業者等だけの立合いでは、内装仕様や施工に関する疑問に答えられない場合がありますし、指摘内容が施工会社へ正確に伝わらない可能性があります。
必ず売主か施工会社の担当者に立ち会ってもらいましょう。
また、ホームインスペクターが同行する旨をお伝えして下さい。

②天井や床点検口の蓋は事前に開けてもらう
内覧会の検査では、点検口から天井内や屋根裏、床下の状況もチェックします。
しかし点検口の蓋は脱着式が多く、取付けが悪いと開口時に蓋が落下して周囲を傷つける可能性がありますので、事前に開けてもらった方が安心です。

③電気　ガス　水道は使用可能か
検査では『照明器具の点灯』『機器の作動』『蛇口からの水量』『キッチン、トイレ、洗面、浴室の排水』などもチェックしますが、事前に使用できるか確認しておかないと断られる場合があります。
なお、ガスについては入居時にしか開栓できないケースが多いですが、給湯や床暖房が関係しますので、可能であれば使用したい旨を伝えましょう。

④仮設照明の設置
一般的に天井に設置されたダウンライト以外は、照明がありません。
内覧会では売主側で仮設照明を設置していますが、まれに「リビングだけは仮設照明がついているがその他の部屋は照明無し」と言うケースもありますので、全室仮設照明がついているか確認しましょう。

内覧会当日

ホームインスペクターとは内覧会場又は会場近くで合流します。
現地では、内覧担当者より建物やお部屋内の紹介のほか住宅機器の使用説明などがあり、マンションにおいては共用スペースやゴミ捨て場などに案内されます。
また、カーテンの採寸や配置家具の検討などもこの日に予定しておくと良いでしょう。
検査はホームインスペクターが細かくチェックしていきますので、終わり次第検査結果をご報告致します。（検査時間は概ね2時間から3時間を要します。）
尚、書面でのご報告については、検査シートのコピーをお渡し致します。

検査料金

検査項目は基本的に『ホームインスペクション基本診断』と同じ内容になります。
傷汚れ調査に特化した『仕上げ検査』をオプションでご用意しておりますので、是非ご利用下さい。≪仕上げ検査について≫

種　　別	内　　容	金額(税込)	備　　考
内覧会検査（戸建て）	ホームインスペクション基本診断と同様	45,000円	※1) ※2)
内覧会検査（マンション）	ホームインスペクション基本診断と同様	30,000円	※1) ※2)
内覧確認会同行	内覧会指摘箇所の是正状況確認	18,000円	※3)
仕上げ検査（オプション）	室内の「キズ」「汚れ」を専門調査	23,000円	※4)

^{※1)調査結果については「検査シート」のコピーを当日お渡しします。（売主側で指摘箇所を記録する場合を除く）
※2)電気設備、空調設備、暖房設備、ガス設備等の操作方法については、メーカー及び販売元にご確認下さい。
※3)当社スタッフが検査した内覧物件に限ります。
※4)内覧会検査とセットになりますので、仕上げ検査だけのご依頼はできません。
※5)「傷」「汚れ」の発見を100％保証する検査ではなく「見る角度によっては確認できない事象」「1ｍ以上離れて確認できない事象」は対象外となります。}

お申込み方法

『ホームインスペクションご利用についての重要事項説明書』をご確認頂き、以下よりお申込み下さい。