漏水診断一覧
種 別 | 内 容 | 金額(税込) |
現状確認調査 (基本調査) | 漏水診断の基本的調査です。 発生箇所周辺や関連部位を目視調査し、漏水の痕跡や被害状況、原因箇所の推測などを目的として実施します。 | 35,000円/回 |
散水試験調査 | 水の浸入が想定される箇所に降雨を想定して散水し検証します。 また、漏水箇所補修後の是正確認として実施される場合もあります。 | 70,000円~ |
ファイバースコープカメラ調査 | 壁内や床下など狭隘な場所を安全に調査する方法です。 また、排水管内の詰まり調査などにも活用されます。 | 50,000円/回 |
炭酸ガス圧入検知診断 (RC造の建物に対応) | 水の通り道に炭酸ガスを圧入し、放出される炭酸ガスを検知する事で水の浸入箇所を特定する工法です。 | お見積り (400,000円~) |
赤外線漏水調査 | 赤外線装置で表面温度を測定し、漏水箇所と周囲の温度分布から原因を究明します。 | お見積り |
共通確認事項
1) 調査に必要な足場及び仮設費用は含まれておりません。
2) 各調査結果の報告書については別途費用が発生致します。
現状確認調査(基本調査)
漏水診断の基本となる調査です。
漏水発生箇所や周辺部位を目視調査して主に水濡れ箇所や水染み跡、錆び、腐食、水道水のカルキ跡など漏水に起因する痕跡を探索します。
漏水事象のおよそ半数は本調査で概ねの原因箇所が推測されております。(当社実績)
散水試験調査
漏水原因とされる水の浸入箇所に水を撒き、降雨状況を再現して原因を検証する調査です。
1箇所に対して30分から1時間(漏水箇所からの距離や建物構造による)水道水を散水して、原因箇所の変化(水染みや吐水)を確認します。
推測される水の浸入箇所が複数ある場合は、原因に近い箇所から遠い箇所の順番で実施していきますので、原因箇所がわからなくなる心配はありません。
ファイバースコープカメラ調査
カメラ直径5.5㎜のディアルファイバースコープカメラを使用して、狭い空間や排水管内などを調査します。
漏水事象では、居住空間からは確認できない壁の内側や天井裏で発生しているケースがあり、調査員が進入できない狭隘な場所もあります。
例えば『天井に点検口がない』場合でも、天井に穴を開けずにダウンライトの隙間からファイバースコープカメラを挿入すれば調査が可能です。
また、排水管内の破損箇所や接続部の隙間に対しても、管の内側から調査ができます。
これまでは、点検口を設置したり一部設備を壊さないとできなかった調査が、ファイバースコープカメラを使用すれば非破壊で安全に調査を行う事ができます。
炭酸ガス注入検知診断
炭酸ガス圧入検知診断とは、総合的な漏水改修システムの一つであり、主にコンクリート構造物に生じた漏水の発生原因及び雨水等の浸入口を特定する為に用いる調査工法です。
構造体各所の漏水箇所又は漏水原因と推測される部位に炭酸ガス送入装置を設置し、同所から雨水浸入経路に対して雨水の浸透圧とされる1.0~1.5㎏/㎠の圧力で炭酸ガス(CO2)を圧送します。
圧送されたCO2は構造体に生じた隙間(浸水経路等)を通り、開口部(水浸入箇所等)より放散されますので、その濃度をガス検知器で探査し漏水原因箇所を特定します。
尚、本診断源で用いるCO2は空気中に含まれる主要成分の一つであり、またこの使用にあたっては労働安全衛生上、長期安全が許容されている程度の微量なものなので、人体に影響を与える恐れはありません。
赤外線漏水調査
赤外線装置で漏水箇所を測定し、表面の温度分布から原因を調査する方法です。
主に室内で使用される場合が多く、壁内側や天井内などの被害状況を非破壊で確認し、画像で記録できます。